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勇気くじきの演出家だったの? 2016.05.25

灰皿と罵声が勇気づけ?

 

 

 

 

 

RADIANT SMILEの笠原 睦美です。

 

日本でアドラー心理学の講座・研修を一番活動的にされている、

 

ヒューマンギルド 岩井俊憲先生のブログから発信された、

 

日本を代表する舞台演出家の蜷川 幸雄(にながわ ゆきお)さんがお亡くなりになり、

 

演技指導についての論議がされています。

 

岩井先生に宛てられたメールは、

 

「とにかくダメ出し」「人格を否定される」「誉めてもらったことは一度も無い」

 

と皆が声を揃えるのに、

 

なぜここまで素晴らしい舞台人を育て素晴らしい作品を世に送ることが出来たのでしょうか?


良いところに注目する指導法をとお伝えするものとして、どう考えたら良いのかわかりません。

 

と言った内容でした。

 
私も、
 
ニュースで取り上げられている演技指導を受けた俳優さん・女優さんのコメントに、
 
 
とても興味を持っていたところでした。
 
 
厳しく指導されたら、
 
 
凹みますし、
 
 
自分って、ダメな人間なのかな・・・なんて考えたり、
 
 
誰だってイヤなものです。
 
 
蜷川さんは、
 
 
バカ!マヌケ!などなど言葉と共に、
 
 
灰皿が飛んで来たの有名な話です。
 
 
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では、
 
 
なぜ弔問に訪れた俳優さん・女優さんは、
 
 
もう一度お仕事をしたかった、
 
 
もう一度演技指導して欲しかった、
 
 
と涙を流したのでしょうか?
 
 
皆さんも、
 
 
厳しい指導・言葉をかけられたにもかかわらず、
 
 
とても感謝した経験はありませんか?
 
 
私は率直に、
 
 
蜷川さんと俳優さん・女優さんとの間に、
 
 
第三者が入り込めない様な、強い信頼と尊敬の関係があるからなのだろう。
 
 
思います。
 
 
 
蜷川さんの演技に対する本気さと、
 
 
心の底から相手の無限の可能性を信じ、
 
 
妥協を許さず、
 
 
ブレのない一筋の芯を感じたからこそ、
 
 
この関係性を構築すること出来たのではないか。
 
 
と考えます。
 
 
でも、時には誤解を生むますし、
 
 
理解してもらえず、
 
 
関係が悪くなることだって避けられません。
 
それでも、嫌われても自分の意志を通すことで
 
 
「お互いに納得」
 
 
「お互いにためになる」
 
 
「お互いに楽しい」
 
 
最高のチームワークと
 
 
最高の作品が出来上がったに違いありません。
 
 
もう一度、
 
 
厳しい指導・言葉をかけられたにもかかわらず、
 
 
とても感謝した経験を思い出してはいかがでしょうか?
 
 
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