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試合に向かう子どもにかける言葉(12)〜自信が持てない〜 2016.12.03

戦う相手は誰なんだ!

 

 

 

 

 

RADIANT SMILEの笠原 睦美です。

 

スランプ真っ最中の次男。

 

そんな彼の思考が、

 

常にネガティブ思考になっていることが気がかりでした。

 

客観的に見て、

 

彼は確実に腕を上げています。

 

相手になってくれている方も、

 

それを伝えてくれますが、

 

どんなに伝えても、

 

「ますます技術が劣ってる。」

 

「全然だめだ。」

 

「できない自分にイライラする。」

 

「ラケットがダメなんだ。」

 

「ラバーがダメなんだ。」

 

さあ、戦う相手は誰なのでしょうか?

 

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どんなに上手な選手も、

 

この意識では勝つことは難しいでしょう。

 

自分に自信が持てないから、

 

誰かのせいにしている。

 

私は、そう思います。

 

たっぷりとアドラー流で、

 

彼の意識を変えつつあります。

 

いや!かなり変わってます!

 

ある日の彼の練習後のことです、

 

「全然ダメ、

 

 こんなんじゃ勝てるわけない。

 

 やればやるほど、腕が衰えてる。

 

 はぁ〜〜〜〜〜。」

 

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母:今日練習で、

 

「おれ、良い感じだった!」っていうプレイを教えてよ。

 

次男:う〜ん。

 

   ドライブが入ったこと。

 

   良いコースに打てたこと。

  

   かな。

 

 母:あなたはアドラー心理学のマンガを読んでいるからお話しするね。

 

 アドラーは、

 

  「人は注目した行動の頻度が増える」

 

  って言ってことは知ってる?

 

次男:うん。

 

母:じゃあ、今あなたが話してくれたことをアドラー的に考えると

 

  どんなことになると思う?

 

次男:僕がダメだ、と思ったプレイが増えるってことになる。

 

母:ダメだっていうプレイをしたいの?

 

次男:違うよ。良いプレイがしたい!

 

   でも、ダメなところを振り返ることも大切じゃないの?

 

母:振り返ってはいけない。とは言ってないよ。

 

  自分の良いところ、頑張ったプレイをまず意識して、認めて、

 

  それで、このプレイをもっとよくするためには、

 

  あのときのプレイを(自分がダメだ!と思ったプレイ)

 

  どう変えていこうか。

 

  よりよくするために、何ができるか?っていう考えに変えてみては?って言ってるの。

 

次男:そうか、なんか自分に自信が持てる気がする。

 

この日から、

 

少しづつ、少しづつ、

 

前進しています。

 

その証拠に、

 

「これをいい風に考えると。」

 

何て言う独り言が聞こえてくる日が出てきました。

 

ここで加えてお伝えしたいのは、

 

彼が(相手が)気づくことが大切で、

 

転ばぬ先の杖を渡して、

 

答えを全て教えて、

 

「言う通りに動かそう」

 

と考えないことです。

 

「この子は、この困難をきっと克服できる。」

 

これが合い言葉です。

 

誰にでも、困難を乗り越える力が備わっています!

 

スランプ真っ最中の次男。

 

さあ、一歩前に進みましたよ!

 

いつでも、あなたをサポートしていきますよ!

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