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頑張る姿と感動の物語 2016.08.31

テレビ番組から思うこと

 

 

 

 

 

RADIANT SMILEの笠原 睦美です。

 

夏の終わりのこの時期に毎年放映されるテレビがあります。

 

様々な人たちが、

 

様々な場所でがんばっている姿を見る機会が放送され、

 

多くの感動を呼びます。

 

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私もその番組に触れながら、

 

多くの勇気をもらいました。

 

ところがあるお母さんの意見で、

 

私はもう一度この放送について考えさせられました。

 

そのお母さんのお子さんは、重度の障害を持っていらっしゃいます。

 

自分で自分のことがほとんどできず、

 

コミュニケーションをとるのも難しい毎日です。

 

ある会話でその某番組のテレビについての話になったとき、

 

「私はあのテレビから怒りしか感じない。」

 

興奮した様子でした。

 

あのテレビからの「怒り」とは一体どんなのことなのかと聴いてみました。

 


健常者とは違う状況の中で生きている子どもたち、

 

人と違う体を持って、

 

今を生きている人たちが、

 

当り前のことをすると、

 

感動の涙を流す姿を見ること自体にイラつくと言うのです。

 

その涙の裏側に、

 

哀れみ

 

かわいそう

 

自分は違ってよかった

 

そんな気持ちがないかしら?

 

これは公然と許された差別だ!

 

健常者の人だって頑張っているんだから、

 

たくさんのひとの頑張っている姿を放送しても良いと思う!

 

と興奮は冷めることがありませんでした。

 

あのテレビから、

 

ちょっぴり違うからだを持って生まれて来た彼らこそ、

 

勇気を貰っているとばかり思っていました。

 


困難を克服して姿は、

 

確かに素晴らしいし、

 

多くの感動を呼びます。

 

そう言う見方ももあるんだな・・・。

 

みなさんはどうお考えでしょうか?

 

ハンディをもった方が、

 

頑張っている姿を観る時、

 

何を思っているのかしら?

 

素直に感動しているだけだと思うんだけどな〜。

 

 

 

 

 

 

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