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母が娘を想う気持ち(2) 2016.10.03

込み上げてくる涙

 

 

 

 

RADIANT SMILE の笠原 睦美です。

 

私は母に対して、

 

「姉や兄とは違う扱いをされている」

 

いつもそう思っていました。

 

「私に対して冷たい」

 

とも思っていました。


5年前のある日母は、

 

脳梗塞で倒れて生死の境を彷徨いました。

 

幸い大きな後遺症もなく、

 

日常生活ができるまでに戻りました。

 


ただ1つ大きく変わった事は、

 

厳しく、冷たい態度が、

 

いつもでも、どんな時でも、

 

ニコニコ笑って、

 

みんなを迎い入れてくれるようになったと言うことです。

 

「かわいらしい」と言ったら母に失礼かもしれないですが、

 

大好物のメロンを渡すと、

 

子どものようにニコニコ笑って、

 

おいしい!って食べる母は、

 

本当に可愛い人です。

 

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         (特売品だったので・・・半額シールがついてます(汗))



長男が大学へ行くことになり、

 

来年の4月に私たちから巣立って行く、

 

それまでにはあと半年しかないなぁと言うお話をすると、

 


「家から1人外へ出ると言う事は、寂しいものよ。」とぽつり。

 

私は恐る恐る、

 

「私が静岡の看護学校へ行ったときはどうだったの?」

 

と聞くと、

 

「それは寂しいものよ。」

 

と私は意外なの母の反応に

 

えっ!そんな風な態度じゃなかったじゃない!)

 

心でつぶやきながら、驚きました。

 

そして母は、

 

私の子どもたちが

 

保育園・小学校・中学・高校、

 

して今に至るまでの写真を見ながら、、、、

 

「子どもたちは、本当に大きくなったわねぇ。

 

睦美、

 

自分の仕事をしながら、

 

おうちのことをしながら、

 

会社を手伝いながら、

 

よく子どもたちをここまで大きく育てて、、、、。

 

たくさんの家族の中で、

 

ほんとによくやってきたわね。

 


大変なこともたくさんあっただろうに、

 

本当によくやり切ってきたわね。

 

一人一人、子どもたちが巣立って行ったら、

 

少しゆっくりするといいよ。」



あんなには反対していた母が、

 

私に対して、

 

「大変なこともたくさんあっただろうに。」

 

なんて、、、、

 


私は、涙が止まりませんでした。

 

自分と同じ思いをするのが分かっていながら、

 

結婚をする娘を、

 

どんなにか心配しただろうな。

 

だから、

 

結婚式の1ヶ月前ころ、

 

お前は、何にも分かっていない!」って

 

しばらく私と口を聞いてくれなかったんだね。

 

母は,いつも私を守っていてくれたんだ。



母は、こんなに暖かい人だったんだ。

 

母って、

 

こんなに娘のことをわかってくれるものなんだ。

 

私は母のような人になれるだろうか。

 

いや、なるんだ。



母との時間をたくさん作ろう。

 

たくさんお話をしよう。

 

お母さん、

 

私は、お母さんの娘になれて幸せです。

 

本当にありがとう。

 

そして、これからもよろしくね!

 

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